蓮根(野口農園)

柳蓮田蓮根(2kg)

柳蓮田蓮根(2kg)


 サツマイモのような甘み、日本梨に似た食感、そして熱を加えるとトウモロコシを思わせる甘い芳香を放つ蓮根です。天ぷらやソテーなど、シンプルな味付けの料理に最適。「柳蓮田蓮根 鍬初」と同じ品種の蓮根で、最高級品質のみを厳選した商品です。


霞ヶ浦の北岸の地で


 現在、霞ヶ浦沿岸には広大な蓮根田が広がっています。この地域は日本一の蓮根生産地となっていますが、そのほとんどは1970年代からの稲からの転作田。初代である野口國之介が蓮根作りを始めた当時の主要作物は稲作でした。当時、霞ヶ浦沿岸には広大な水田地帯が広がっていました。


創業の歴史


 しかし代々貧しい農家であった野口家の先祖が耕していたのは、國之介の胸近くまで沈み込むような水田。米が豊かに実るにはあまりに深すぎたのです。

 そこで思い立った國之介は、当時霞ヶ浦に自生していた蓮根を植え付けたところ、素晴らしい蓮根を収穫することができたと伝わります。深い水田の土壌は、水辺の植物の腐葉土が永い年月をかけて堆積して作られた泥でいました。それは、絹を思わせるような繊細な泥でした。

 この「泥」こそ、蓮根が生育するのに最適な土壌だったのです。

 國之介が栽培し始めたのは、「ヤナギ」(柳蓮)と呼ばれる蓮根でした。原生種に近い品種とされ、柳の葉を思わせる形状をしています。ヤナギは生命力が強く、地下深くに潜り込む特徴があります。

 当時は現代のような機材や設備はありません。蓮根田の水を抜き、小さな鍬を使って一つひとつ手作業で掘り取りをしていたと伝わります。


先人の想いを引き継ぐ



 國之介に蓮根栽培の知識は何一つありませんでした。國之介は、来る日も来る日も蓮根に向き合い続けました。いつしか國之介は、蓮根の「顔」を見分け、その「声」に耳を傾けるような、高い技能や技術を身に着けていったのです。

 私たちは、先人が遺した農家としての矜持を胸に、作物に真摯に向き合う農業を続けています。


食の価値を創造する


画像は蓮根の天ぷら(薄衣のハイエンドレストランスタイル)

 多様な価値観が求められる昨今、肉や魚に代わる新たな価値を創造することが求められています。私たちの育てる繊細で高品質な蓮根は、肉や魚を必要とせずに、主役を張ることができるだけの十分な存在感を持っています。

販売価格
4,320円(税込み)
カテゴリー
蓮根(野口農園)
販売期間
2023/11/01 10:00~2024/03/31 15:00

提供可能時期:11月~3月
通常、3~6日で発送します。